ギブソンタックをミディアムボブの髪型でつくる場合、気になる点が1つだけある。
それは、現状の長さでギブソンタックをつくれるのか、それともつくれないのかだ。
しかし、安心して欲しい。
このヘアアレンジ動画で紹介しているように、三つ編みをヘアバンド代わりにすることでギブソンタックは簡単につくることができる。
したがって、このギブソンタックと同じようにつくることができるかは、「髪の長さがあること」と「髪の量があること」で決まる。
ギブソンタックミディアムのやり方 手順
ミディアムのギブソンタックをつくる際に気を付けて欲しいポイントが1つだけある。
髪の長さがあっても髪の量を過度に梳き過ぎていてまとめにくい髪型をしている場合、ギブソンタックはあまりオススメしない。
コメントの中に「こんな私でもできるヘアアレンジはありますか?」と質問されるケースが多いが、物理的な資源が整っていないのにできるかできないかを訊かれても答えようがない。
どのヘアアレンジをつくるときも同じように、ヘアアレンジのバリエーションを増やしたいのならヘアアレンジのクオリティを決める「髪の長さがあること」と「髪の量があること」を事前にしっかり把握しておこう。
以上の条件を前提に、ミディアムスタイルでつくるギブソンタックアレンジを紹介していく。
1. ギブソンタックの土台となる三つ編みをつくる
こめかみ辺りを軸に分け目をとり、上をクリップで仮止めしておく。上の髪は前髪として最後にアレンジしていくので、適量を残しておこう。
サイドを三つ編みする前に下ろしておきたい髪があれば「右画像 2」のように外しておく。
2. サイドの髪を三つ編みして毛先をゴムでまとめる
サイドの髪を取り分けたあとに三つ編みをして毛先をゴムでまとめる。
髪の長さが短い場合は、「1」で髪を取り分ける際の位置を、耳上もしくは耳後ろくらいの位置でとり三つ編みしていくと、後ろでまとめた際に長さが足りなくなる状態を避けれれる。
3. 逆もギブソンタックの土台となる三つ編みをつくる
逆サイドの髪も同じように前髪部分をクリップで仮止めしておき、横の髪を三つ編みして毛先をゴムでまとめる。
4. 三つ編みを後ろで1つにする
両サイドに三つ編みをつくり、毛束を後ろで1つにまとめる。
長さが足りない場合は「2. サイドの髪を三つ編みして毛先をゴムでまとめる」で伝えたことを参考にしてみよう。
編み込みの技術ができるようであれば、編み込みでも繋げ合わせてつくることは可能なのでやりやすい方法を選択していくこと。
5. 襟足の髪でギブソンタックをつくる
三つ編みをつくり、ギブソンタックの土台が完成したら、襟足の髪を三つ編みした毛束の内側へ通していく。
毛量にもよるが、あまり多くの髪を一度に入れ過ぎてしまうと崩れやすくなるので、一度に通す毛量には気をつけよう。
髪の毛が太く多毛である場合は、一度に通す毛量を少なめにし、その逆の場合は一度に通す毛量を少し多めに調整してまとめていく。
この作業を真ん中の位置まで繰り返す。
6. ギブソンタック ピンの留め方
襟足の髪をまとめた後にギブソンタックした部分をピンで留めていく。
ピンを留める際のポイントは、髪の流れと同じ方向に入れてしまうと留まる領域が狭くなり、安定感が無くなるので、髪の流れに対して 45℃ くらいの角度を目安にピンを挿すこと。
髪の強度にもよるが、Uピンは一時的に留めることはできても崩れる可能性が高いので、アメピンで確実に留めていくことをオススメしている。
7. 反対も同様ギブソンタックした部分にピンを挿す
左側が完成したら右側も同じようにギブソンタックした部分をピンで留めていく。
真ん中は残し、最後にまとめるようにしよう。
8. 真ん中の髪を入れてギブソンタックを完成させる
両サイドの髪をギブソンタックしたあとに、真ん中の髪も内側へ入れてからアメピンで数か所留める。
真ん中をアメピンで留める際は、アメピンを挿す角度をやや斜めにして留めていくようにしよう。
アメピンを留める間隔が狭すぎないように意識しながら留めていくのも崩れないようにするためのコツになる。
9. 前髪をロープ編みでアレンジする
後ろのギブソンタックが完成したら、クリップで留めておいた部分を外し、前髪をロープ編みしていこう。
ここは上下を交差させるだけなので比較的簡単な作業になる。
一旦、中間あたりで表面の編み目を軽くゆるめておいてから毛先まで仕上げると後ろとのバランスを整えやすい。
10. ロープ編みした髪をピンで留める
前髪をロープ編みしたあとに後ろで毛先を留める。
ここはUピンで留めているがしっかり留めておきたい場合は、アメピンで留めよう。
11. 表面の髪を調整してギブソンタックを完成させる
仕上げに、表面の髪を間隔を空けながら引き上げるようにして立体感を演出していく。
全体的にカタチを整えたら完成。
顔周りの下ろした髪にカール感が欲しい場合は、アイロンで軽く巻いてから完成させよう。
まとめ
ギブソンタックをミディアムスタイルでつくる方法として、このようなアレンジがある。
この技術を使えば、微妙な長さでも比較的簡単に ギブソンタック アレンジ を完成させられるはずだ。
また、今回はミディアムのレングスを例にギブソンタックをつくっているが、セミロングのレングスでも基本的な概念と作業は同じになる。
ロングのレングスになると、内側へまとめた際にギブソンタックした襟足のボリュームが大きくなってしまう可能性があるので、その場合は別のやり方をオススメする。
以上がミディアムの長さでも簡単にできる ギブソンタック アレンジのやり方になる。