- 動画の通りにやっているはずなのに、指が絡まって動かない
- 気付いたら、ただの三つ編みになっている
- 何度やっても、後ろがグチャグチャで外に出られない
編み込みに挑戦して、このような挫折を味わったことはありませんか?
断言しますが、あなたが編み込みできないのは「不器用だから」ではありません。「編み込みの構造(パターン)」を脳が理解する前に、動画の手の速さについていけず思考停止しているだけです。
編み込みは、ヘアアレンジではなく「単純作業の繰り返し」です。構造さえ分解してしまえば、靴紐を結ぶのと同じくらい無意識にできるようになります。
この記事では、感覚やセンスといった曖昧な言葉は一切使いません。かつて編み込みを諦めた人が、論理的に「できる」ようになり、二度と失敗しなくなるための具体的な手順書です。
0. 編み込み習得の最短ルート:「0.5倍速」で脳を慣らす
編み込みができない人の9割は、プロや解説者の「慣れた手の動き」を通常の速度で見ようとして失敗します。まずは、動画の再生速度を落としてください。
これが最も現実的で、かつ即効性のある解決策です。0.5倍速にすることで、「指がどの毛束を拾い、どこへ移動しているのか」という軌道が初めて可視化されます。まずは「手の動き」を目で追うことから始めてください。
YouTubeの再生速度変更設定
- 各動画を見る前に、必ず以下の設定を行ってください。

15秒スキップ機能の活用
- 分からない箇所は何度でも戻って確認します。

1. 基礎編:編み込みの「構造」を指に覚えさせる
ここから紹介する動画は、あなたが「編み込み」という動作を指にインストールするためのプログラムです。「可愛く仕上げよう」とは考えないでください。まずは「崩れずに編み切ること」だけを目標にします。
以下の動画は、最も失敗が少ない基本的な手順を解説しています。これができれば、編み込みの8割は完了したと言っても過言ではありません。
2. 死角の攻略:自分から見えない「後ろ」を編むコツ
「サイドはできるが、後ろができない」と感じる原因の多くは、鏡を見ようとして姿勢が崩れ、手元が狂うことにあります。意外かもしれませんが、後ろの編み込みは「鏡を見ずに、手の感覚だけで編む」ほうが成功率は高いです。
鏡を見ると左右が反転し、指の動きが混乱する原因になります。サイドの編み込みで指のパターン(アルゴリズム)を覚えたら、その動きをそのまま後ろで再現するイメージで実践してください。
鏡なしでもできる!感覚を掴むための実践動画
3. 応用編:編み込みカチューシャとアップヘア
基礎ができれば、アレンジは「組み合わせ」に過ぎません。このスタイルは「両サイドの裏編み込み」+「後ろでのまとめ」+「三つ編み」という3つの単純作業の集合体です。
複雑に見えますが、工程を分解すれば一つ一つは単純です。イベントやパーティーでも通用する強度のあるスタイルが作れます。
4. 実践練習:トップから耳までの編み込み
ここでは、より実践的なシチュエーション別の動画を紹介します。自分の髪の長さや、やりやすい手の角度に合わせて動画を選んでください。
4-1. パターンA:基本の表編み込み
最もスタンダードな編み方です。まずはここからスタートして、構造を理解しましょう。
4-2. パターンAで手が疲れる人へ(顔周り特化)
「パターンAだと腕が上がらなくて辛い」という方は、こちらの手の動かし方を試してください。顔周りのライン(フェイスライン)に沿って編む際に適しています。この技術は前髪アレンジにも応用可能です。

4-3. パターンC:立体感を出す「裏編み込み」
表編み込みができるようになったら、次は「裏編み込み」です。違いは「毛束を下に重ねるか、上に重ねるか」だけ。構造さえ理解すれば難しくありません。
5. 曲線編:ツインテールで「カーブ」を練習する
実際の頭は丸いため、直線ではなく曲線を意識して編む必要があります。ツインテールはその最適な練習台です。
5-1. ツインテール×表編み込み
5-2. ツインテール×裏編み込み
完成度よりも「手の動かし方」の確認用として活用してください。慣れてきたら、襟足まで編み込みをしてゴムでまとめるだけでも可愛いアレンジになります。
6. 総仕上げ:ロングヘアを一つにまとめる
トップから襟足まで、一気に編み込みます。距離が長いため、途中で緩みやすくなります。ポイントは「欲張って多くの髪を掴まないこと」です。最初は少ない毛量で、確実に編み目を作っていくことが成功への鍵です。
6-1. サイド編み込みポニーテール
部分的な編み込みアレンジは、以下の記事で詳細を解説しています。

7. デザイン編:ウォーターフォール
編み込んだ毛束を「捨てる(落とす)」ことで模様を作る技術です。構造さえ分かれば、通常の編み込みより力がいらず簡単です。
8. デザイン編:フィッシュボーン
「魚の骨」のような見た目ですが、実は2つの毛束を交互に入れ替えるだけの単純作業です。
トラブルシューティング:耳後ろや襟足が「浮く」物理的な原因
編み込みの悩みで最も多いのが「根元が浮いてしまう」問題です。これはセンスではなく、物理的な「手の角度」のミスが原因です。
浮きやすい2大ポイント
- 耳まわり
- 襟足(えりあし)
原因1:毛束を細かくしすぎている

解決策:耳周りは、あえて「太く、ざっくり」編む。
左画像(失敗)細かく編みすぎたため、まとめた時に隙間が生まれ、ボコッと浮いています。
右画像(成功)毛束を太く取ることで、根元からしっかりと頭皮に沿わせることができ、タイトに仕上がっています。
原因2:編み進める「方向」が間違っている

解決策:「真下」ではなく、結びたい位置に向かって「斜め」に編む。
画像1多くの人は、頭の丸みを無視して直線的に編んでしまいます。これでは必ずたるみが生まれます。
画像2最終的にゴムで結ぶ位置(ゴール)を見定めてください。そこに向かって最短距離の斜めラインで編み込むことで、テンション(張り)が維持され、崩れなくなります。
原因3:手が頭皮から離れている

画像「1」を見てください。手が頭皮から離れています。この「手と頭皮の距離」が、そのまま「浮き」になります(画像2)。
解決策:手の甲を首筋に密着させる

画像「1」のように、手の甲が常に首筋(頭皮)に触れている状態をキープしてください。これだけで、画像「2・3」のように驚くほどタイトで美しい仕上がりになります。
まとめ:編み込みは「才能」ではなく「作業」である
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。編み込みに対して「自分は不器用だから無理だ」というレッテルを貼るのは、今日で終わりにしましょう。上手くいかない時は、一度手を止めて、深呼吸してください。
“Don’t worry be happy”。できないことに焦点を合わせず、「0.5倍速なら動きが見えた」「手の甲をつけたら浮かなかった」という小さな成功事実に目を向けてください。その積み重ねだけが、確実にあなたを上達させます。

