せっかくオシャレをしようとポニーテールしたというのに、髪の毛の量が多くて上手く留められなかったり、絶壁が目立ってしまい、どこか垢抜けない感じになってしまう。
「なぜ、私の髪でやると綺麗なポニーテールにできないの?」
このような疑問から何か解決策がないかと考え、この記事に辿り着いたのかもしれない。
実は、「ポニーテールの作り方」と「アレンジの仕方」を少し工夫するだけで簡単におしゃれなポニーテールアレンジをつくることができる。
そのため以下では「6種のポニーテールアレンジ」と共に「簡単にゴムの結び目を髪の毛で隠すやり方」についても解説している。
この記事を読み終えたあとに実践することで、これから益々ポニーテールアレンジすることが楽しくなり、オシャレな印象を醸し出すことができるだけではなく、
今までどこか垢抜けないと感じていたポニーテールも、ほんの一手間加えるだけで見違えるようなヘアアレンジをつくれるように変わるだろう。
見た目の印象が変われば一日を過ごす気分が変わり、一日を過ごす気分が変われば生きることが楽しくなる。
それこそがヘアアレンジを上達させる最大の目的だ。
それでは1本目の動画から解説していこう。
1. ポニーテール 高めでも崩れないやり方
1つめのポニーテールアレンジでは、ベーシックスタイルを紹介しよう。
一般には一回で全ての髪をまとめてポニーテールをつくるが、ここでは「髪の毛が多い人」や「不器用な人」のことを考えて2段に分けてつくるやり方を解説している。
絶壁でお悩みの人は、髪の毛が長ければ高い位置でも絶壁をカバーできるが、「2」以下のローポニーテールアレンジのほうがトップや後頭部のバランスを整えやすいのでそちらを参考にしてみよう。
ヘアゴムを結ぶ位置の決め方は、ゴールデンポイントに合わせる
① 前髪と顔周りの髪を除けたあとに、耳の高さに合わせるように親指を添える。
② 親指を後ろへスライドさせるように移動したあと、上部の髪を手でくくる。
③ あご先から耳の高さを基準に、対角線上で結んだ位置(ゴールデンポイント)で上部の髪をまとめよう。
④ まとめる位置を定めたらブラッシングをして毛並みを整える。
高めの位置でポニーテールするヘアゴムの結び方
⑤⑥ ゴムを結ぶ際は、根本が緩まないように意識することが大事だ。ゴムを通したあと反対へ移動させる前に、毛束とゴムを左右にしっかり引いておこう。
⑦⑧ 上部の髪を1つに結んだあとは、スグに手を離さずに毛束を2つに分けて「左右」と「上下」に引っ張りながら根本を締めよう。この作業をするだけで安定感が向上するはずだ。
ポニーテールした表面を整え、固める方法
⑨⑩ ゴムを結んだあとに表面の髪を整えよう。整える際はコームのテールを使い、裏面に通してから後ろへスライドさせると綺麗に整ってくれる。
コームの目で整えることもできるが、目の荒さによっては隙間ができてしまうのでテールで整える方法をおすすめしている。臨機応変に使い分けてもらえれば大丈夫だ。
⑪⑫ 仕上げに「ミスト」や「ハードスプレー」を軽く吹きかけて整えた表面の髪を固めよう。
ポニーテールを完成させる
⑬⑭ 下の髪をブラッシングしてから上段の髪を結んだ位置に合わせて1つにまとめる。
⑮ 上下を1つに結んだあとは、境目をコームのテールで馴染ませよう。上段の髪を下段に被せるのが目的だ。
⑯ トップの高さを微調整する際は、指ではなくコームのテールで少しずつ引き上げるようにしてバランスを整える方がまとめた髪を乱さずに済む。
ここまで出来たらポニーテールアレンジは完成だ。
ポニーテールした結び目のゴムに髪を巻き付けるやり方
⑰⑱⑲ ポニーテールした毛束の一部をゴムの太さに合わせて分け取り、外側から内側へ巻きつける。
⑳ 髪の長さや毛量によって収まる位置が変わるので、毛先の毛量が少ない場合は少し手前の位置で1本ヘアピンを挿し、毛先の位置で2本めのヘアピンを挿そう。
ヘアピンを留めたら1つめのポニーテールアレンジは完成だ。
2. 大人っぽいヘアアレンジ。綺麗なポニーテールのやり方
ポニーテールアレンジは、高い位置であればあるほど「可愛い」「若々しい」印象が強くなる。
30代後半にもなれば、高い位置でポニーテールをつくりたいとは思わなくなるだろう。
そこでおすすめしたいのが低めの位置でつくるポニーテールアレンジだ。
以下で紹介するやり方のポイントは、上と下に分けてポニーテールをつくっている点にある。
上下に分けることで上の髪を引き出してボリュームやバランスを調整しやすくできる。
上と下に分けてから低い位置でポニーテールをつくる
①② あらかじめ顔周りで下ろしておきたい毛を外してから、上段の髪を取り分けクリップで仮止めしておく。
③④ 下段の髪をゴムで1つに結び、仮止めしておいたクリップを外してから上段と下段の髪を1つに結ぶ。
「上段と下段に分ける必要はないのでは?」と思うかもしれないが、2つに分けておくことでまとめた髪を崩すことなくアレンジすることができたり、「トップの高さ」や「後頭部の凹み」をカバーできるので「絶壁」や「顔の大きさ」でお悩みの人にもオススメの手法だ。
「ヘアスタイル」や「ヘアアレンジ」において、骨格に対してシルエットのバランスを整えることは重要なポイントになるので、土台づくりは丁寧に仕上げよう。
結び目のゴムを髪の毛で隠したあとのヘアピンの留め方
⑤ 1つにまとめたあとは少し耳が隠れる程度に髪を引き出しておこう。
⑥ ポニーテールに結んだゴムの幅に合わせて毛束の一部を分け取り、ゴムの上に髪を巻きつける。
⑦⑧ ゴムの上に髪を巻きつけたらスモールピンを手に取り、地肌に当たらない方向へ挿して固定する。
アメピンを使用しても構わないがスモールピンを使用した方が邪魔になる可能性は低い。
「頭が絶壁」「エラ張り」の人はポニーテールした後にバランスを整える
⑨ 頭が絶壁であるがゆえに綺麗にポニーテールできないと思い込んでいる人もいるが、ポニーテールしたあとに後頭部の髪を引き出してバランスを整えれば大丈夫だ。
バランスを整える際は、「旋毛まわりの毛」と「ゴムを結んだ少し上の毛」両方を少しずつ引き出し、曲線的なシルエットになるよう意識して整えよう。
⑩ 後ろの次は、横の髪も引き出して骨格を補正するような意識でバランスを整えよう。ポイントは、面長な人は横にボリュームを加え、丸顔の人は縦にボリュームを加えるとバランスを整えることができる。
⑪⑫ 全体のバランスを整えたあとは、前髪や顔周りの毛をストレートアイロンやコテで巻き、アレンジを加えたら完成だ。エラ張りが気になる人は、エラにかかる部分の髪を巻いて下ろすことで馴染んでくれるだろう。
3. 編み込みした髪と合わせるポニーテールの結び方
編み込みポニーテールを綺麗につくるコツ
① 編み込みしない部分の髪を外しておき、クリップで仮止めしておく。
② 上手に編み込みするポイントは、少し後ろに傾かせながら編み込みしていくことだ。上から下というような真っ直ぐなラインで編んでしまうと後ろで1つに結んだときにバランスが悪くなってしまう。
③④ 耳後ろあたりまで編み込みしたあとは、毛束を後ろで結んだ際に根本が崩れてしまわないか事前にチェックしてからゴムを結ぼう。
編み込みした毛束に合わせてポニーテールをつくり、ゴムを髪で隠す
⑤ 編み込みが完成したら毛束のラインに合わせるようにして全体の髪を1つにまとめる。
⑥ まとめた髪をゴムで結び、編み込みで留めたゴムは外しておこう。
⑦⑧ 結び目のゴムを髪で隠しヘアピンを留める。仕上げに編み込みした耳上の髪を少しだけ引っ張り、顔周りのシルエットを整えたら完成だ。
ヘアアクセ「マジェステ」「バレッタ」はゴムを隠した髪の上につける
⑨⑩ せっかく編み込みしてオシャレなポニーテールアレンジをつくるのだから、ヘアアクセを付けてみるのもいいかもしれない。
動画では「マジェステ」「バレッタ」を使用しているが、自分の「髪の色」や「肌の色」に合わせて好みのヘアアクセを選んで付けよう。
4. ゴム2本で可愛いストレートポニーテールアレンジをつくる方法
ポニーテールにアレンジしたときに、ゴムを隠しヘアピンで留める作業が面倒に感じることがある。
このようなときはゴムだけを使ってアレンジすることができるので以下の動画を参考にしてほしい。
ミドルポニーテールをつくる
① 前後に取り分ける際の分け目を少し斜めにする。真っ直ぐ取ってしまうと後ろでまとめたときに毛流れが悪くなってしまうので気をつけよう。
② ポニーテールをつくる際は、耳の位置に合わせるようにしてまとめるのがポイントだ。
③④ まとめた髪をゴムで結び、毛束を左右に引いて根本を締めよう。すると、たるみが無くなり安定感が増す。
髪の毛を髪の毛で結ぶ方法|ヘアピンなしでゴムを隠すやり方
⑤⑥ 横の髪を手に取り、ゴムの上で結ぶ。
⑦⑧ 結んだ毛先をポニーテールの裏面に移動させてから1つにくくり、ゴムを結ぶ。
バレッタ、ヘアアクセで結び目のゴムを隠すやり方
⑨⑩ ゴムで結んだ両端の毛を左右に引き、ゴムの位置をズラす。するとゴムが隠れてくれるはずだ。
⑪⑫ このまま仕上げてもOK。先のアレンジと同じように「マジェステ」「バレッタ」を付けるとオシャレ度が上がる。
5. ポニーテールした前髪でおでこ出しアレンジする方法
ポニーテールアレンジをした際に、前髪の処理に迷いを感じてしまうこともあるだろう。
このような場合は、前髪の一部を取り分けて「ヘアピン」や「ヘアアクセリー」で留めよう。
そこで以下の動画では、「伸ばしかけの前髪」や「長めの前髪」を三つ編みで簡単にアレンジする方法を紹介している。
おでこを全面的に露出するやり方ではなく、最小限に抑えることができるアレンジなので前髪が目にかかって邪魔になっている人におすすめのアレンジだ。
これまでに紹介してきたポニーテールアレンジとの相性も良いので是非試してみてほしい。
前髪を取り分け、スタイリング剤を付ける
①② 前髪と触覚を分け取り、三つ編みを留める位置を目安に分けてからクリップで仮止めしておく。
③ 上げたい部分の前髪を分ける。ポイントは前髪の両端を外しておくことだ。前髪すべてを取ってしまうとおでこが丸見えになってしまうので気をつけよう。
④ アレンジしやすいように一円玉くらいのサイズのスタイリング剤(ヘアバームを使用)を手に取り、手のひら全体に馴染ませてから前髪に付ける。
前髪を三つ編みしてヘアピンで留める。アホ毛をスプレーで固める
⑤⑥ スタイリング剤を付けた前髪で三つ編みをつくろう。三つ編みをつくる際は、のちに留める位置を目安に角度を斜めに調整しながら編んでいくのがポイントだ。三つ編みが完成したらスモールピンで毛先を固定しよう。
⑦⑧ 三つ編みの上に仮止めしておいた髪を被せ、前髪のアホ毛をハードスプレーで固定する。
顔周りの毛をコテで巻き、アレンジを加える
⑨⑩ 仕上げに顔周りの毛をコテで軽く巻いておくと、「ポニーテールアレンジ」や「アップアレンジ」にしても似合う。
この他の前髪アレンジはこちら→ https://rippleartsalon.com/category/bang
6. 結び目のゴムをヘアピンなしで隠すポニーテールアレンジのやり方
できればヘアピンを使うことなく、ゴムだけでポニーテールアレンジを完成させたいこともあるだろう。
このような場合にオススメしたいのが以下のアレンジ。
ポニーテールしたゴムをゴムだけで隠すやり方
画像 ①②)えり足の髪をクロス型に通したあと、ゴムで結ぶ。
画像 ③④)ゴムを結んだ位置の少し下の髪を左右に引くことでゴムが内側に隠れてくれる。最後にアレンジを加えたら完成。
7. ゴム3本でOK!ゆるふわロープ編みポニーテールアレンジ
ゴム3本でできる簡単ヘアアレンジの解説をすると共に、ポニーテールしたゴムを髪で隠す方法も合わせて紹介。
人によっては、ゆるふわポニーテールをつくる際に予め髪を巻いておいた方がやりやすいかもしれない。
簡単にできるロープ編みのやり方
画像 ①②)はじめに、こめかみ辺りから下の髪を分け取り、上下に分ける。
画像 ③④)次に、「上段」「下段」を1つずつゴムで結ぼう。
毛束を交互に内側へ入れてロープ編みをつくる
画像 ①②)後ろでまとめた毛束を1本ずつ内側へ入れていこう。3回ほど毛束を内側へ入れるとロープ編みと同じ形状がつくれるはずだ。
画像 ③④)ロープ編みをつくったあとは、毛先を左右に引いて根本を締めておこう。
えり足の髪を分けてからポニーテールをつくる
画像 ①②)えり足の髪を半分にしてからロープ編みした毛束の上に重ね、ゴムで1つに結ぶ。
画像 ③)ローポニーテールをつくったあとは、ロープ編みした編み目の部分を引き出して調整しておこう。
簡単にできるゴムを髪で隠すやり方
画像 ①②)ポニーテールした毛先の一部を手に取り、ゴムの上に巻きつける。ゴムを巻きつける際は、1〜2回転ほど巻いたあと、毛先を余分に残しておこう。
画像 ③④)ゴムを結ぶ際は、余分に残した毛先の上に重ねてからしっかり結ぼう。ゴムを結んだあとは、毛先を左右に引いて根本を締める。すると、ゴムが内側に入ってくれるので隠すことができるというわけだ。(https://youtu.be/1G5QzLNDNHU?t=7m)
アレンジを加えてゆるふわに仕上げる
画像 ①)仕上げに天辺から後頭部へかけてバランス良く表面の髪を引き出していこう。
画像 ②)ストレートヘアのまま仕上げてもらっても構わないが、余裕のある人はコテを巻いてカールアレンジにしておくと全体的なバランスも良くなるのでオススメ。
画像 ③④)仕上げにサイドの髪を毛流れに沿って引き出したら完成だ。
8. ポニーアレンジスティック ゴム隠し方
これまで紹介したゴムの隠し方とは別に、「ポニーアレンジスティック」という道具を使って結び目のゴムを隠す方法があるので参考にしてみてほしい。
ポニーアレンジスティック
ポニーアレンジスティックで結び目のゴムを隠す方法
① ポニーテールをつくり、結び目のゴムの裏面にポニーアレンジスティックを通す。
② ポニーアレンジスティックを真ん中あたりまで通してからポニーテールにまとめた毛束の一部を取り除き、ポニーアレンジスティックの輪の中に通す。
③ ポニーアレンジスティックを下方向へゆっくり引っ張る。
この方法以外にも取り除いた毛をゴムの上に一周巻き付けてからポニーアレンジスティックの中に通して行う方法もある。
④ 位置をズラしながら①〜③の作業を繰り返したあとに、微調整を加えたら完成だ。
9. ツインテールしたゴムを三つ編みで隠すやり方
「ポニーテール」や「ツインテール」をつくる際に使用したゴムを隠すときに、もう少しこだわりたいという人にオススメしたいのが三つ編みでゴムを隠すやり方だ。
詳しい方法は『ツインテールアレンジ 8つのやり方|可愛いと幼いの違いとは』の記事をチェックしてみよう。
さいごに
このようにポニーテールにした結び目のゴムを隠したり、1つにまとめる際の作業を一工夫することによって様々なバリエーションを楽しめる。
今までどこか垢抜けないと感じていたポニーテールアレンジも、ほんの一手間加えるだけで見違えるようなヘアアレンジをつくれるはずだ。
見た目の印象が変われば一日を過ごす気分が変わり、一日を過ごす気分が変われば生きることが楽しくなる。
0から10を一気に目指すのではなく、まずは0から3くらいを目指してヘアアレンジに取り組み、自分で出来ることを少しずつ増やしていけば “おしゃれ感” は後からついてくる。