髪の長さが腰まである、またはお尻くらいまであるスタイルを一般的にスーパーロングヘアと呼んでいる。
もしあなたが、そのスーパーロングヘアだとしたら、ヘアアレンジをする際に髪の長さや重さによって作業が難しくなってしまい、ヘアアレンジが億劫になってしまった経験が一度くらいあるはずだ。
「髪を切るしか無い」と言ってしまえばそれまでの話だが、「ワンテールアレンジ」のやり方を覚えておけば、スーパーロングヘアでも簡単にヘアアレンジを楽しむことができる。
以下で動画と画像を用いて解説しているので参考にしてみてほしい。
1. 腰まである髪をおしゃれにまとめるワンテールアレンジ
うしろの土台をくるりんぱしてからサイドの髪で二つ編みをつくり、くるりんぱした毛束の内側へ入れてまとめる簡単ヘアアレンジ。
髪の毛の長さをあまり変えずに、ストレートヘアのままできるワンテールアレンジを紹介。
1-1 うしろの髪でワンテールをつくり、くるりんぱする
画像 ①)はじめに、横と後ろの髪をわけたあとに、後ろの髪を結び、ワンテールをつくる。
画像 ②)ワンテールにしたゴムは、くるりんぱしやすいように少し下へズラしておこう。
画像 ③④)ゴムをズラしてできたスペースを半分にしてから空洞をつくり、くるりんぱをする。くるりんぱをしたあとは、毛先の髪を半分にして両手で持ち、左右に引きながら根本を締めよう。
1-2 サイドの髪を二つ編みしてからゴムで結ぶ
画像 ①)くるりんぱした表面の髪を引き出してアレンジを加える。
画像 ②)次に、サイドの髪を二つ編みしよう。右側を中間まで二つ編みしたあと、クリップで仮止めしておき、左側の髪でも同じように二つ編みをつくる。
画像 ③④)二つ編みをつくったあとは、2つを1つにまとめてから後ろで一つに結ぶ。
このときに気をつけて欲しいのが、右側の髪をゴムでまとめる前に、内側に数回転させておくことだ。クリップで仮止めしたあとに、二つ編みした編み目が少しゆるむのでその分を補填してからゴムを留めよう。
1-3 二つ編みした毛束を内側へ入れる
画像 ①②)二つ編みした毛束をくるりんぱした中間部分の隙間に押し込むようにして入れ、えり足から抜く。
画像 ③④)毛束を通したあとは、くるりんぱした毛先の髪を左右に引いて再度根本を締め直そう。
1-4 毛先の髪でゴムを隠す
次に、毛先の一部を手に取り、ゴムの上に髪を巻き付けたあと、スモールピンで留めよう。そうすることによって、2束になっていた毛先を1つにまとめることができる。
この技術は、ポニーテールをつくる際にも有効活用できるので覚えておこう。
1-5 前髪、おくれ毛をストレートアイロンで巻く
仕上げに、「前髪」「おくれ毛」をストレートアイロンで巻いていこう。
シャープな印象に仕上げたい際は、ストレートヘアのまま内巻きにしてもらっても構わないが、少しやわらかい印象に仕上げたい際は、ゆるやかなウェーブで曲線的な流れをつくっておこう。
ストレートアイロンの基本的な使い方と巻き方は、覚えておくと断片的に活用していくことができるのでおすすめ。
以上で1つめのワンテールアレンジは完成だ。
2. スーパーロングヘアだからできるサイド寄せアレンジ
ヘアアレンジをやっていて面白いと感じることの1つが、髪の長さによって「できるヘアアレンジ」と「できないヘアアレンジ」が分かれることだ。
以下で紹介するサイド寄せアレンジは、スーパーロングヘアだからこそできるヘアアレンジだといえる。
2-1 トップの髪を三つ編みする
はじめに、トップの髪を適量とり、3つに分けてから三つ編みをつくる。
三つ編みをつくる際のポイントは、毛先まで編まずに根本部分のみにおさめておくことだ。このようにすることで、表面の髪を引き出した際に立体感をつくりやすくなるので覚えておこう。
2-2 うしろの髪をねじり編みしてワンテールをつくる
画像 ①②)のように、両サイドの髪と後ろの髪を分けておく。
画像 ③④)次に、後ろの髪を2つに分け、片方ずつ毛束をねじり、交差させてねじり編みをしていこう。
ねじり編みをする際のポイントは、毛束のねじる方向を一定にしてクロスしながら編んでいくことだ。そうすることによって、毛先をゴムでまとめたあとも緩むことなく維持ができる。
2-3 サイドの髪をワンテールに馴染ませる
ワンテールの土台をつくり終えたら、両サイドの髪を二つ編みしてから毛先をヘアピンで留める。
スーパーロングヘアくらいになると、ヘアピンを1つ留めるだけでは収まりきらず、毛先が余ってしまうことがある。このような場合は、余った毛先の髪を再度ねじり、もう1本ヘアピンを挿すしておくとスッキリさせることができるはずだ。
2-4 全体的に表面の髪を引き出す
仕上げに、ワンテールにまとめた全体の表面の髪を引き出してアレンジを加えよう。
トップからサイドへ移り、最後にワンテールにまとめた毛先の編み目を調整したら完成だ。
3. 片編み込み スイートワンテールアレンジ
こちらのワンテールアレンジは、肩甲骨くらいまで長さがあればできるアレンジだが、もう少し長さがあってもバランス良く仕上げることができる。
サイドに片編み込みで毛束をつくることで、「二つ編み」や「くるりんぱ」とは違ったアクセントを加えることができるのも特徴の1つだ。
3-1 トップをまとめ、サイドを片編み込み
はじめに、トップの髪を適量とり、ゴムで1つにまとめよう。
トップをまとめたあとは、サイドの髪を片編み込みしていく。片編み込みする際のポイントは、「画像 ③」のように中間まで編み込みしてから根本をゆるめ、調整しながら編んでいくことだ。
サイドの髪を編み込みする際に、キツく編みすぎてしまうと顔の輪郭がクッキリしてしまい、顔が大きく見えてしまう可能性があるので気をつけよう。
耳後ろまで片編み込みをしたあとは、残った髪を三つ編みして毛先をゴムでまとめる。
3-2 うしろの髪を三つ編みする
両サイドの髪を片編み込みしたあとは、うしろの髪を三つ編みして毛先をゴムで留める。
3-3 片編み込みした毛束をヘアピンで留める
全体的に編む作業を終えたあとは、トップの表面の髪を引き出してアレンジを加えよう。
次に、片編み込みした毛束の毛先を折りたたみ片方ずつヘアピンで留める。
3-4 ストレートアイロンで毛先にカールを付ける
画像 ①)片編み込みした毛束を留めたあとに、中間部分が浮いてしまうことがある。ヘアピンを挿して固定しておこう。
画像 ②)三つ編みした髪をまとめる際に使用したゴムを隠す際は、毛先の一部を使って巻き付けたあと、スモールピンで固定する。
画像 ③)意外と無防備になりがちな毛先は、ストレートアイロンでかるく内巻きや外巻きにしてアレンジを加えておくことで、可愛さが倍増する。前髪や顔まわりの髪を巻くついでに毛先も巻いておこう。
以上で完成だ。
4. 三つ編みを2重する一つ結びヘアアレンジ
全体の髪を三つ編みするだけではなにか物足りないと感じる人へおすすめしたいのが、三つ編みに三つ編みを重ねてつくる一つ結びアレンジだ。
全体を3つに分けたあと、真ん中の髪をゴムで1つに結び、両サイドの髪で三つ編みをつくってから後ろで三つ編みをするアレンジを紹介。
4-1 真ん中の髪を一つ結びし、両サイドで三つ編みをつくる
画像 ①②)はじめに、全体の髪を3つに分けてから真ん中の髪をゴムで1つに結ぶ。
画像 ③)次に、両サイドの髪を三つ編みしたあと毛先をゴムで結ぼう。
三つ編みが難しいという人は、『三つ編みのやり方』の記事も合わせて参考にしてみてほしい。
4-2 後ろの髪を三つ編みしてアレンジを加える
画像 ①②)3つの毛束を三つ編みし、毛先をゴムで結ぶ。
「後ろの髪を上手に三つ編みするやり方のコツ」で解説しているように、真ん中の髪をゴムで結んでおけば然程難しくはないはずだ。
三つ編みをする際は、下へ編んでいくにつれて体勢がキツくなってくるので、根本の方向性を整えたあとは毛束を身体の前へ移動して三つ編みしていこう。
画像 ③④)三つ編みができたら、編み目の表面を少しずつ引き出してアレンジを加えよう。仕上げに、後頭部やサイドの髪に微調整を加えたら完成だ。
スーパーロングヘアが似合う人、似合わない人の条件とは
髪の長さと髪型のバランスについてもお伝えしておこう。
髪型の「似合う」「似合わない」は、髪だけで決められるものではない。したがって、「身長」「体型」「雰囲気」など、全体的なバランスを意識する必要がある。
つまり、どれだけ健康的で綺麗な髪を維持できていたとしても、その髪型がその人にとって似合っているか否かは別の話ということだ。
伸ばしすぎには注意しよう。
最後に
このようにスーパーロングヘアでもワンテールアレンジを使えば、ヘアアレンジを楽しむことはできる。
また、新規で動画を作成した際は、この記事や新規記事で公開していく予定なので、ブックマークをしておいてもらえると嬉しい。
この他にも『ヘアアレンジ ロング』のカテゴリーで複数のヘアアレンジを紹介しているので合わせて参考にしてみよう。