ヘアアレンジ初心者がはじめにやるべきことは、小さな成功体験を積み上げていくこと。
失敗をもとに燃え尽き症候群、挫折する原因は、短期間で成功しようとする気持ちにある。
また、ヘアアレンジ初心者が挫折してしまう多くの原因には、何から手を付けていいのか分からないことが考えられる。
その為、この記事では何からはじめ、どのように進行していけば初心者がヘアアレンジをスムーズに上達していけるかを伝えている。
ヘアアレンジの上達を早める唯一のコツは、「良い点」「肯定的側面」を自分で見つけ出すこと。
それから、「悪い点」「否定的側面」には関心を寄せ過ぎないないことだ。
やり方を知ることさえできればスグに上達できると思っているかもしれないが、実はそうではない。
この点においては、以下8つの記事で解説している。
1. 初心者は三つ編みのやり方から学ぶこと
ヘアアレンジは手のひら全体を使うことより、指を使ってつくることが多い。
その為、ヘアアレンジ初心者には、指を使うことに慣れていただきたいと思っている。ヘアアレンジが上手にできない人を指導していると指先ではなく手のひら全体を使って作業をしていることが多い。そのため、まずは三つ編みで指を使うことに慣れていくことをお勧めしている。
三つ編みに関しては、『三つ編みのやり方とコツ|ヘアアレンジが上達する4つの動画』で全て解説しているので確認しておこう。
この記事では、初心者が安心して三つ編みのやり方を学べるように4つの動画を用意している。
1日5分取り組み、「目的を設定して取り組むこと」や「結果までのシナリオづくり」についても伝えているので、そのとおりに実行してみよう。
なんとなく取り組んでも、何も得られないか、なんとなくの結果しか得られない。行動することよりも行動する前の状態づくりの方が大事だ。しっかり準備を整えてから実践していこう。
2. ヘアアレンジ初心者もできる編み込みのやり方
あなたは編み込みに対して「苦手」「嫌い」「できない」と思っているかもしれない。
しかし、あなたにも編み込みは必ずできると宣言しておく。
編み込みに関しては、『編み込み やり方|簡単にできるコツを教えます。』で全て解説しているので必ず確認しておこう。
編み込みを毛嫌いしている人は多いが、考え方が編み込みを難しくしているのであって、作業自体は決して難しくはない。
なぜなら、「編み込みとは、三つ編みの作業に新たな髪を足し続けていくこと」だからだ。作業的にはずっと同じことを繰り返している。
同じことを繰り返し行っているだけなのだから、同じことを繰り返していればいずれできるようになる。
はじめに、ヘアアレンジの初心者に対し、三つ編みのやり方を勧めた理由もここにある。
編み込みも指先を使う頻度が高いので、三つ編みの作業に慣れていないまま編み込みをやろうとしても、頭の中を混乱させるだけなので取り組む順番には気をつけよう。
こちらも初心者が編み込みを習得できるように、初心者に合わせたやり方を解説している動画を12本用意している。動画の手順に合わせて実践してみよう。
2-1. 前髪アレンジの編み込み
髪の毛が目に入ったり、邪魔になったりするときはヘアアレンジを上達させる絶好のチャンスだ。
きっと、このような不快な思いをしなければ、ヘアアレンジをやってみようとも思わなかっただろう。
前髪を作っていたり、伸ばしている人は前髪アレンジを編み込みでやってみるのも良い。
前髪であれば、鏡を観ながら作業を進めていくことができるので、横や後ろの作業よりもやりやすいはずだ。
『伸ばしかけの中途半端な前髪を片編み込みでスッキリさせるやり方』で解説しているので確認しておこう。
3. 初心者はアメピンの使い方でヘアアレンジの質を上げる
ヘアアレンジ初心者が三つ編みや編み込みなど、基本的な作業をクリア出来るようになってくると、アメピンの使い方に苦戦してくるはずだ。
せっかく三つ編みや編み込みをしてヘアアレンジの土台がキレイにできたとしても、髪をまとめる際にアメピンが上手く留まらなければヘアアレンジを完成させることはできない。
その場合は、『ヘアピン 留め方|髪留めに必要な全てのコツを教えます。』で解説しているので確認しておこう。
髪の毛がどのようにして留まるのかを知らずに、アメピンを大量に使って髪を留めている人は意外にも多い。
ただ、落ちてきた髪を留めるのではなく、留めるべき髪を留める意識を持ち、必要な箇所にアメピンを挿していけば少ない数で留めることができるはずだ。
4. ヘアアレンジ初心者は無理にUピンを使わないこと
詳しくは、『Uピン 使い方|上手に留めるコツ教えます。』で全て解説しているので確認しておこう。アメピンと同様、Uピンを使ってヘアアレンジをすることもある。
おだんごヘアやまとめ髪をつくる際に、Uピンを使うような説明があるかもしれない。だが、あなたがヘアアレンジ初心者であればUピンの使用はあまりお勧めしない。
なぜなら、アメピンの方がしっかり留めやすいからだ。
大雑把に留めたいときはUピンを使うようにして、基本はアメピンを使うようにしていれば、ほとんどのヘアアレンジを上手に留めることができる。
また、Uピンは先の部分が広がっていると留まりにくいので、調整してから挿すようにしよう。
6. 初心者の基礎ヘアアレンジ|ポニーテールアレンジを実践する
基礎に慣れてきたら『ポニーテールした髪の毛をゴムで隠すやり方|6種のアレンジ』を実践してみよう。
襟足でまとめるようなローポニーテールなら、比較的簡単にできるだろう。
基礎的な技術は、以上の5記事で紹介している各動画と文章を参考にしていただければできるはずだ。
もちろん、スグにというわけにはいかないが、継続的に取り組んでいれば必ずできるようになる。
基礎的なことも大事ではあるが、ある程度慣れてきたらヘアアレンジのスタイルをつくってみることを勧めている。
その理由は、できる限り自分の髪の毛を触り、いじる作業に慣れてもらいたいからだ。
ほとんどのことは「慣れるまで」が大変に感じるのであって、頭で考えずに感覚でできるようになってしまえば、難しく感じることはない。
僕も今こうやってパソコンのキーボードを手元を見ずにタイピングしてるが、この作業ができるまでに2〜3週間くらい掛かった。
ほぼ毎日タイピングしても、これくらいの期間が必要だったが、考えずに感覚でできるようになるまでには、およそ2ヶ月間くらいを要した。
もし僕が、一日目で「自分には才能が無いんだ」「俺には不器用だから無理なんだ」というように諦めていたとしたら、今このようにスムーズなタイピングはできていないだろう。
だから、いきなり高飛びしようとすることはお勧めできない。まずは自分ができそうなことから着手し、慣れていくことを目指していこう。
7. 初心者は、結婚式やイベントでヘアアレンジを上達させる
『結婚式の髪型を自分で艶やかにつくる動画 15選』では、今までに紹介してきた技術を使いこなせる15のヘアアレンジを紹介している。
日常的に使うようなヘアアレンジは、比較的カンタンでやりやすく、週に何度もやるので自然と上達はしていくが、同時にマンネリ化もしやすい。
朝は身支度に時間を取らない人の方が圧倒的に多いので、ヘアアレンジも上達しにくい状況にあるが、週末のイベントを目的にして少し難易度の高いヘアアレンジに取り組んでいくことで、上達を早めることができる。
人は皆、コンフォートゾーンと言って自分のなかで居心地が良く、安心できる領域を無意識に作っている。
言い換えれば、「ポニーテールは仕事上、毎日のようにしているから簡単にできるけど、編み込みはあまりやったことが無いからできないし、面倒だからやりたくない。」というように、簡単にできるものには手を出しやすいが、経験値に無いことは自然と抵抗を感じるようになっているということだ。
編み込みができるようになる必要がないのであれば無理強いはしないが、もし、編み込みもできるようになりたいのであれば、一歩踏み出してみよう。そうすることで新しい自分に出会えることもある。
8. 自分で出来る簡単ヘアアレンジ ロング5選
こらから紹介するヘアアレンジでは、
- くるりんぱを使った簡単ハーフアップアレンジ
- 両サイドをロープ編みにしてつくる簡単ハーフアップアレンジ
- 三つ編みを使った簡単アップアレンジ
- ヘアバンドで簡単にできるギブソンタックアレンジ
- 編み込みと三つ編みでつくるサイド寄せアレンジ
計5つのヘアアレンジを紹介しているので参考にしてみてほしい。
また、このヘアアレンジは、 ANNA という女性美容師に依頼して5つのアレンジをつくって頂いているので、また違った角度で学ぶことができるはずだ。
- 自分で出来る簡単ヘアアレンジ ロング 5選
0. 思考パターンを変える
これからお伝えしていく内容は初心者に限ったことではない。ほとんどの人が「やり方」を調べ、「やり方」さえ解ればヘアアレンジはできるようになると勘違いしている。
しかし、やり方だけを知っただけではできるようにはならないことを理解しておいて欲しい。
実は、ヘアアレンジを上達させる手っ取り早い方法は、やり方ではなく “考え方” にある。
以下で解説していこう。
0-1. 考え方が結果を創る
編み込みのやり方でもお伝えしている内容になるが、やり方を改善していくには、 “考え方” と “感じ方” を改善していかなければならない。
なぜなら、考え方が結果を創り、結果に対する感じ方が自分をどのように評価しているかを決めているからだ。
あなたは、あなた自身のことをどのように感じ、評価しているだろうか?
0-2. なりたいイメージ像と期限を決める
人がなかなか行動できない理由には大きく分けて2つあり、そのなかには「なりたい状態」と「いつまでに = 期限」がある。
やり方を学ぶ前に、この2つを明確にしておこう。
1. なりたい状態を決める
有名モデルが雑誌やカタログでしているヘアアレンジや、ブログに載せているファッション写真などを参考に、あなたがなりたいイメージ像を固めよう。
イメージ像を決めるポイントは、その状態になったとき自分がワクワクしているか否かにある。そして、あまり高望みをし過ぎないことだ。ハードルを上げれば上げるほど、自分への負荷が掛かる。なるべく自分の負担にならないような状態に設定しておくのがコツだ。
2. いつまでに = 期限 を決める
「こうしたい」「ああしたい」というように、 “なりたい状態” だけではなく、「いつまでに」のゴール設定も決めておくと先延ばしをしなくなる。人間は自由を求める生き物である為、束縛を嫌う。だから、「◯◯しなければならない」といった継続的な取り組みは極力避けたいはずだ。
ダイエットが良い例だろう。なんとなくジムへ通ったり、なんとなくダイエット方法を知っただけでは変化は起きない。
何のためにダイエットをして、いつまでにその状態を実現したいのかをコミットメントできていなければ、実現はできないだろう。
ヘアアレンジでも同じことが言えるように、何のためにヘアアレンジをして、いつまでにできるようになりたいのかを自覚することで、行動の一歩が決まる。
0-3. 良い点を見つけ続ける
「苦手です」「不器用です」「難しいです」「コツはありませんか?」
このように質問してくるタイプの大半は、自分の悪い点に意識を向けている傾向が強い。
そうではなく、今、できていることに意識を向けて、できていることを認めることからはじめよう。悪い部分を見ているだけでは、起きる結果を変えることはできない。
先に伝えたダイエットの話に戻るが、「リバウンドしないダイエット方法」は世に沢山あるけれど、それをできなくしている最大の理由は、方法にあるのではなく、自分自身の取り組み方にある。
行動は思考から生まれているので、行動を変えるには自分の考え方を変えるしかないのだ。今までの思考パターンで取り組み続ける限り、今までと同じような結果をつくることになる。
だから、自分に対して「私は不器用です」というレッテルを貼っている人は、不器用な結果をつくり出す。反対に、「私にだってヘアアレンジはできる」というように、前向きなレッテルを貼りつけている人は必ず上達していく。
多くの人が誤解をしているが、「器用であること・不器用であること」は「できる・できない」に関係していない。
「できることを信じているのか」「できないことを信じているのか」による信念の違いだけが、現実創造を決めているだけなのである。
ヘアアレンジ初心者へ最後に
以上がヘアアレンジ初心者へ向けたメッセージになる。
なぜ僕が、このようなメッセージを中心に発信し続けているのかというと、やり方を伝えているだけでは限界があると感じたからだ。
これまでに配信してきたヘアアレンジの動画は400本を超えているが、各動画へ寄せられた後ろ向きなコメントも沢山頂戴してきた。
「同じ動画を観ているのに、なぜ、受け取り方にこんなにも違いがあるのか?」と何度感じ続けてきたことかわからない。
この違いを突き詰めていった結果、目に見えない思考の部分に違いがあることが解り、こちらを伝えていくことの方が本質的であり、重要であることがわかった。
まとめサイトやまとめ記事を作成してアクセスを稼ぎ、ドヤ顔しているサイトが増えてきているが、それを見ていても一向にできるようにはならないことに気づき始めてきているはずだ。
だから、「やり方」だけではなく「本質」も伝えている。
これに逸早く気付くことができれば、簡単に初心者を脱却することは可能なのだ。