ロングボブの髪型は、適度な重さと長さがあるゆえに、スタイリングが簡単にできるという特徴がある。
そのため髪型に問題がなければ、コテで毛先をかるく巻くだけで可愛いヘアスタイルをつくることができるだろう。
だが、もしあなたが美意識の高い女性であれば、ファッションの一環として洋服だけではなくヘアアレンジにも気を使いたいと思うはずだ。
その考え方は正しい。
なぜなら、 “人の印象のほとんどは、頭部を中心に決定づけられている” からだ。
したがって、ファッション性を高める際は、洋服に合わせてダウンスタイルを含む3パターンのヘアアレンジをできるようにしておく必要がある。
そこで今回は、ロングボブの髪型を中心に考えた、簡単にできる実用的なアレンジのやり方を6つ紹介している。
一度つくったヘアアレンジの毛先をヘアピンで留めるだけでアップアレンジを楽しむことができる「2WAYアレンジ」も紹介しているので、合わせて参考にしてほしい。
ロングボブ アレンジの仕込み、コテの巻き方
ヘアアレンジ全般に言えることだが、アレンジのクオリティを高めたければ、ストレートアイロンやコテを使い、巻き髪をつくっておく必要がある。
もちろん巻き髪にしなくてもできるヘアアレンジはあるが、巻き髪に仕込んでおいた方がヘアアレンジをつくる際の作業が捗るはずだ。
『ストレートアイロン 10の巻き方』『コテの巻き方』でレングス別に詳しく解説しているので、参考にしてほしい。
1. 黒髪 ロングボブの髪型から展開する14のスタイル
以下の動画では、黒髪のロングボブから様々な手法を取り入れた14のスタイルを紹介している。
各ヘアアレンジの詳しい解説については、『黒髪 ヘアアレンジ|14のスタイル』の記事を参考にしてみよう。
2. ロングボブ お団子ヘアのやり方
お団子ヘアというと一般的には「可愛いイメージ」が強いように思う。
だが、高さを出し、お団子以外の部分に適切なアレンジを加えれば上品なイメージのお団子ヘアをつくることができる。
また、動画の中でも解説しているように、おくれ毛をコテやストレートアイロンを使ってしっかり巻くだけでもイメージを一新することができるので参考にしてほしい。
2-1 手ぐしでお団子ヘアにまとめる
お団子ヘアをつくる際は、顎の位置から対角線上を目安にしてお団子をつくる位置を決めていこう。
また、今回のロングボブアレンジでは上品なイメージを意識してつくっている為、「こめかみ」「もみあげ」「えりあし」の3点の髪を少量はずしてからゴムでまとめよう。
ゴムを結び、お団子の土台をつくったあとは、毛先を2等分にしてからヘアピンを留め、お団子のかたちになるようにアレンジを加える。仕上げの段階で微調整するので、この段階ではあまり崩しすぎないのがポイントだ。
2-2 お団子ヘアの崩し方
お団子以外の髪がストレートのままだと固いイメージ、すなわちキッチリした印象になってしまう。
仕事の環境やTPOに合わせてキッチリした印象にしたい場合は別だが、エレガントかつお洒落な印象を作り込みたい際は、「髪の毛の引き出し方」でアレンジの方向性が決まる。
髪を引き出す際は、「前」と「後」に分けてアレンジを加えていくと無造作な動きをつくりやすくなるので意識してみよう。
また、エレガントな印象に仕上げたい際は、トップに高さが出るようにアレンジを加えるのも大切なポイントだ。
画像 ④ のように高さを出したあと、横の髪を引き出しすぎてしまうと丸いシルエットになってしまう為、縦長のシルエットを意識しながら調整を加えていこう。
2-3 おくれ毛をコテで巻いてお団子ヘアを完成させる
仕上げに、あらかじめ外しておいた「おくれ毛」をコテで巻いてお団子ヘアを完成させよう。
因みに、コテの設定温度は120度で巻いている。その理由には2つあり、「おくれ毛を巻く程度なので高温にする必要が無いこと」それから、「髪の毛のダメージを防ぐため」だ。
特に毎日のように髪を巻く際は、アイロンの設定温度には気をつけよう。
3. ロングボブ アレンジ|二つ編みハーフアップくるりんぱ
横と後ろの髪を分けたあと、後ろの髪で二つ編みをつくり、両サイドの髪を後ろで1つにまとめつくる簡単ロングボブアレンジを紹介。
ハーフアップにするも良し、毛先をヘアピンで留めてまとめ髪をつくるも良しのヘアアレンジ。
3-1 後ろの髪をねじり、二つ編みする
横と後ろの髪を分けたあと、後ろの髪を2つに分けて片方ずつ外側へねじる。
髪をねじったあとは、二つ編みをして毛先をゴムで留めよう。
3-2 横の髪をねじり、後ろでくるりんぱ
横の髪を片方ずつ内側へねじり、右側の髪を二つ編みした毛束の編み目の内側へ通す。
次に反対の髪と合わせてゴムで1つに結び、くるりんぱをして根本を締める。くるりんぱしたあとは、毛先を内側へ押し入れておこう。
3-3 まとめた髪を引き出してアレンジを加える
全体をまとめたら、横の髪、二つ編みした髪、表面、の順番で髪を引き出してアレンジを加えていこう。
エレガントな雰囲気に仕上げたい際は、トップの髪を引き出して高さを加え、カジュアルな雰囲気に仕上げたい際は、あまり高さを出さないように心掛けよう。
その他には、おくれ毛を適度に下ろしておくのもポイントの1つだ。特に、「もみあげ辺りの毛」や「耳周りの髪」はルーズにしておくことで “こなれ感” を演出することができる。
3-4 毛先をヘアピンで留めればアップアレンジも可能
先のままハーフアップアレンジで終えてもらっても構わないし、毛先をヘアピンで留めてアップアレンジをつくってみるのも良いだろう。当日のコーディネートに合わせて自由に楽しんで頂きたい。
アップにする際は、毛先を内側へ折りたたむようにまとめたあとにヘアピンを留める。ヘアピンを留めたあとは、まとめた髪を引き出してアレンジを加えたら完成だ。
4. ロングボブ アレンジ|ローポニーテール
ロングボブの髪型でローポニーテールをつくったあと、ゴムを髪で隠すだけでできる簡単ヘアアレンジを紹介。
『ポニーテールした髪の毛をゴムで隠すやり方|6種のアレンジ』も合わせて参考にしてみよう。
4-1 ローポニーテールをつくり、くるりんぱする
はじめに、横と後ろで髪を分けたあと、後ろの髪をゴムでまとめる。
次に、横の髪を縦に分け二つ編みをしてからクリップで仮止めしておこう。反対の髪も同じように二つ編みをしたらゴムで1つにまとめ、くるりんぱをする。
4-2 アレンジを加えてゴムを髪で隠す
土台を完成させたあとは、表面の髪や横の髪を引き出してアレンジを加えよう。
全体のバランスを整えたあとは、ポニーテールしたゴムを毛先の髪で隠し、ヘアピンを留める。最後に微調整を加えたら完成だ。
5. ロングボブ2WAYアレンジ|編み込みハーフアップ、まとめ髪
トップの髪をくるりんぱして土台をつくり、襟足の髪まで編み込みをしてつくるハーフアップアレンジを紹介。
また、毛先の髪を内側へ入れてヘアピンを留めるだけでまとめ髪をつくることも可能なので、2WAYアレンジとして楽しむこともできる。
編み込みが苦手な方は、『編み込み やり方|簡単にできるコツを教えます。』を参考にしてほしい。
5-1 くるりんぱを土台に編み込みする
横の髪を分けたあと、トップの髪でくるりんぱをつくる。
次にくるりんぱした毛束と両サイドの髪で編み込みをつくり、毛先をゴムでまとめる。
5-2 編み込みした髪を引き出してアレンジする
編み込みが完成したあとは、くるりんぱした部分の髪を引き出していこう。
次に、トップのボリュームに合わせて編み込みした髪も引き出していく。あとで前髪と左の髪を留めるので、少し控えめにしておいても良いかもしれない。
5-3 編み込みアップアレンジのやり方
次にアップアレンジのやり方を紹介しよう。
ゴムで留めた毛先の髪を内側へまとめてからヘアピンを挿す。動画のように横の髪がたるんでしまう場合は、再調整をしたあとにヘアピンで留めておこう。
細かなやり方に関しては、『ヘアピン 留め方|髪留めに必要な全てのコツを教えます。』で解説しているので参考にしてほしい。
また、はじめからアップアレンジをつくる際は、横の髪を最後に回した方がやりやすいかもしれない。その場合は、「3-2」で編み込みを完成させたあとスグに毛先の髪をヘアピンで留めてしまおう。
最後に全体のバランスを整えたら完成だ。
6. ロングボブ アレンジ&崩れない髪留めのやり方
ヘアピンを留めるのが苦手で、ゴムだけでできるアレンジを探し回っている人がいるのも事実だ。
そのまま今と変わらずゴムだけでアレンジを継続してもらっても構わないが、ヘアピンが使えるようになるとヘアアレンジの質を高められるだけでなく、幅も広げることができる。
今回のアレンジでは、簡単にできるハーフアップアレンジを紹介しているので、参考にしてみてほしい。
6-1 ヘアアレンジしやすいように全体の髪を分ける
はじめに、 ①②③ の順番で髪を分ける。④ は耳の高さを基準にして取り分けよう。
6-2 ねじった髪、ヘアピンの留め方
全体の髪を分けたあとは、 ① の髪を内側へねじる。
次に ② のようにヘアピンを持とう。ヘアピンの持ち方は、「短い方 = 外側」になり「長い方 = 内側」になる。ヘアピンは広げなくても留めることはできるが、ある程度多い髪を留める際は広げてから留めた方が留めやすい。
③ のようにヘアピンの短い部分をねじった髪に挿したあと、長い方のヘアピンを内側に挿す。画像 ④ のように「外側」と「内側」の両方の髪が留まるようにヘアピンを挿そう。(https://youtu.be/VMV0dsKLqa0?t=40s)
6-3 右側の髪もねじり、ヘアピンを留める
片側の髪にヘアピンを留めたあとは、反対の髪にもヘアピンを挿していこう。
反対の髪も同じように内側へねじったあと、 ② のようにヘアピンの短い方を外側の髪に挿し、 ③ のように両側の髪を1つのヘアピンで留まるように意識して留める。すると ④ のように手を離しても安定した仕上がりになるはずだ。
6-4 横の髪で二つ編みをつくり、後ろでくるりんぱ
後ろが完成したあとは、横の髪で二つ編みをつくり、後ろで合わせてからゴムを結び、くるりんぱをする。
くるりんぱした毛先の髪は、内側へ押し入れておく、または落ちてくるのが心配であればヘアピンで留めておこう。
6-5 ヘアピンで髪留めした部分を引き出してアレンジする
①②のようにヘアピンで髪留めした部分を引き出してアレンジを加えよう。
アレンジを加えたら、残しておいた前髪をかるく内側へねじったあとに調整を加えてヘアピンで留める。
6-6 前髪をアレンジしたあと、おくれ毛をコテで巻く
前髪をヘアピンで留めたあとは、毛流れを整えていこう。
毛流れを整えたあとは、②のように髪を引き出して立体感を加えていくと、やわらかい印象をつくることができる。
最後にコテでおくれ毛を2つに分け、内巻きと外巻きに巻いたら完成だ。
最後に
このように高度な技術を使わなくても、ロングボブの髪型で簡単にヘアアレンジをつくることはできるので、是非一度チャレンジしてみてほしい。
また、沢山のヘアアレンジができることに越したことはないが、冒頭でもお伝えしたようにダウンスタイルを含む3パターンのヘアアレンジができれば十分、日常をお洒落に過ごすことはできるはずだ。
「ダウンスタイル」「ハーフアップスタイル」「アップスタイル」という風に、洋服のコーディネートに合わせてヘアアレンジをパターン化させておくと、迷うことなく速やかに全身のコーディネートを行うことができる。